月藤もりのブログ

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iPhone マインドフルネス時間を自動で記録するショートカットのレシピ 配布

こんにちは。月藤もりです。

AppleWatchには、マインドフルネスという瞑想したり呼吸を整えるためのアプリがあります。それを実施するとiPhoneのヘルスケアアプリにマインドフルネス時間が記録されていきます。

また健康管理のための外部アプリを入れると、「○歩あるこう」「○分運動しよう」のように「○分マインドフルネスしよう」という達成項目があることがあります。
(海外製のアプリに多い)

そのため、メンタルヘルスのためにAppleWatchのアプリ以外でマインドフルネスをした時も、せっかくだしヘルスケアに記録しておきたい!と思うようになりました。
またどうせなら毎回開始時刻を覚えてちまちま入力したりせず、自動でできたらいいなということで、今回のショートカットを作りました。

またショートカットは配布しているものをダウンロードすれば使えますが、オートメーションは各自で設定する必要があります。(とは言っても簡単です)

一応、AppleWatchのワークアウト機能を使用する想定ですが、おまけ的にAppleWatchなしでのやりかた等も書いておこうと思います。

ショートカットの概要&ダウンロード

今回配布する3つのショートカットではそれぞれ以下のようなことができます。
各種ダウンロードリンクからダウンロードしてください。

ショートカット1:マインドアンドボディを開始

機能:自動で「マインドアンドボディ」のワークアウトを開始する。(オートメーションで起動するために使用)
※AppleWatchなしでやる場合はこちらは不要です。

ダウンロードリンク:ダウンロード

ショートカット内容:(クリックで画像表示)


ショートカット内容のスクリーンショット。タイトルは「マインドアンドボディを開始」で、内容は「『マインドアンドボディ』ワークアウトを『フリーゴール』で開始」の一件のみ。

ショートカット2:マインドフルネスの開始時

機能:実行時点の日時をクリップボードに保存する。(後行程で使用します)
※マインドフルネス終了時の自動記録のために使います。そのため途中で何かをコピペしたりすると開始時間は自動入力されません。(その場合も手入力できます)

ダウンロードリンク:ダウンロード

ショートカット内容:(クリックで画像表示)


ショートカット内容のスクリーンショット。タイトルは「マインドフルネスの開始時」で、内容は「『現在の日時』をクリップボードにコピー」の一件のみ。

ショートカット3:マインドフル時間を記録

機能:マインドフルネスのデータをヘルスケアに登録します。
これが今回のメインです。詳細は以下に説明があります。

ダウンロードリンク:ダウンロード

ショートカット内容:(クリックで画像表示)

ショートカット内容のスクリーンショット。2枚中1枚目。タイトルは「マインドフル時間を記録」で、内容は以下文章にて説明あり。

ショートカット内容のスクリーンショット。2枚中2枚目。タイトルは「マインドフル時間を記録」で、内容は以下文章にて説明あり。

こちらのショートカットはちょっと複雑なので、以下にてフローの内容説明を書いておきます。特に確認する必要はありませんが、動きや内容を知りたい、うまく動かなくて原因を探りたいなどの場合にご参照ください。

詳細説明:(クリックで説明文表示)

  • 変数「終了日時」を「現在の日付」に設定:実行時点の時間をワークアウト終了時間として保存しておきます。
  • もし「クリップボード」が「次を含む」「現在の日付」ならばクリップボードにちゃんと開始時間が入っているかをチェックしています。(変数の型を判定に使用できなかったため、日付を使用しています。そのため、日付を跨ぐワークアウトでは開始時間を手入力する必要があります。)
  • ヘルスケアサンプルを記録:マインドフル時間として、クリップボードにある時間を開始時間、変数「終了日時」を終了時間として記録します。
  • アラート「マインドフル時間の記録に成功しました。」を表示。:うまく記録できればメッセージが表示されます。
  • その他の場合:以降、開始時間がクリップボードから読み込めなかった場合の動作です。
  • クリップボードの値が不正です。開始時刻を入力してください。」で「日付と時刻」を要求。:ここで、カレンダー画面が出て開始日時を入力できます。日付は変更せず、カレンダー下の時刻を変更してください。
  • ヘルスケアサンプルを記録:マインドフル時間として、入力した時間を開始時間、変数「終了日時」を終了時間として記録します。
  • アラート「マインドフル時間の記録に成功しました。」を表示。:うまく記録できればメッセージが表示されます。
  • If文の終了 これでフローは終わりです。

オートメーションの設定

ショートカットを動かすためのオートメーションを作成します。
これを作ることで、アプリを開いたりワークアウトを終了した時に自動でショートカットが起動するようにできます。

作成するショートカットは以下の3つ。

  • 好きなアプリを開いたときに、「マインドアンドボディ」のワークアウトを開始する
  • 「マインドアンドボディ」のワークアウトが開始したときに、「マインドフルネスの開始時」ショートカットを実行する
  • 「マインドアンドボディ」のワークアウトを終了したときに、「マインドフル時間を記録」のショートカットを実行する

直接ショートカットを実行せず一度ワークアウトを挟んでいる意図としては、Youtube動画などアプリ以外での実施を記録する際に、手動でワークアウトを開始すればショートカットが実行されるようにするためです。

オートメーション1:アプリを開いた時にワークアウトを開始する

このオートメーションは、「このアプリを開いている時はマインドフルネスとして記録したい」というものがある場合に設定してください。
また、使いたいアプリが複数ある場合は、その数だけ以下のオートメーションを作成してください。

  • まずショートカットアプリのオートメーションタブで、右上の+を押して新規オートメーションを作成します。
  • 起動条件の一覧がでるので、「アプリ」を選択します。
  • 「いつ」画面で「アプリ  選択」となっている部分を選択し、好きなアプリ(マインドフルネス用アプリ)を選択し完了します。
  • 「いつ」画面に戻ったら、「開いている」のみにチェックが入っている状態にします。
  • 「いつ」画面で「すぐに実行」を選択し、「実行時に通知」はオンにしておきます。(最終的にオフにしますが、ひとまずオンにする必要あり。後で説明します。)
  • 「次へ」を押します。
  • 自動実行する動作の選択に移るので、ここでショートカットの中から「マインドアンドボディを開始」を選択します。(ダウンロードしておいたもの)

これで1つめのオートメーション作成は完了。
作成したオートメーションを開いて、以下画像のようになっていたら成功です。

オートメーション内容:(クリックで画像表示)

オートメーション内容のスクリーンショット。以下内容。「オートメーション すぐに実行」「実行時に通知 オン」いつ「“Mood Mintが開かれたとき”」行う「マインドアンドボディを開始」

オートメーション2:ワークアウトを開始したときにショートカットを実行する

  • まずショートカットアプリのオートメーションタブで、右上の+を押して新規オートメーションを作成します。
  • 起動条件の一覧がでるので、「AppleWatchワークアウト」を選択します。
  • 「いつ」画面で「ワークアウトの種類  任意のワークアウト」となっている部分を選択し、「マインドアンドボディ」を選択し完了します。
  • 「いつ」画面に戻ったら、「開始」のみにチェックが入っている状態にします。
  • 「いつ」画面で「すぐに実行」を選択し、「実行時に通知」はオンにしておきます。(最終的にオフにしますが、ひとまずオンにする必要あり。後で説明します。)
  • 「次へ」を押します。
  • 自動実行する動作の選択に移るので、ここでショートカットの中から「マインドフルネスの開始時」を選択します。(ダウンロードしておいたもの)

これで2つめのオートメーション作成が完了。
作成したオートメーションを開いて、以下画像のようになっていたら成功です。

オートメーション内容:(クリックで画像表示)

オートメーション内容のスクリーンショット。以下内容。「オートメーション すぐに実行」「実行時に通知 オン」いつ「マインドアンドボディのワークアウトを開始したとき」行う「マインドフルネスの開始時」

オートメーション3:ワークアウトを終了したときにショートカットを実行する

  • まずショートカットアプリのオートメーションタブで、右上の+を押して新規オートメーションを作成します。
  • 起動条件の一覧がでるので、「AppleWatchワークアウト」を選択します。
  • 「いつ」画面で「ワークアウトの種類  任意のワークアウト」となっている部分を選択し、「マインドアンドボディ」を選択し完了します。
  • 「いつ」画面に戻ったら、「開始」のチェックを外して「終了」にチェックをつけます。
  • 「いつ」画面で「すぐに実行」を選択し、「実行時に通知」はオンにしておきます。(最終的にオフにしますが、ひとまずオンにする必要あり。後で説明します。)
  • 「次へ」を押します。
  • 自動実行する動作の選択に移るので、ここでショートカットの中から「マインドフル時間を記録」を選択します。(ダウンロードしておいたもの)

これで3つめのオートメーション作成も完了。
作成したオートメーションを開いて、以下画像のようになっていたら成功です。

オートメーション内容:(クリックで画像表示)

オートメーション内容のスクリーンショット。以下内容。「オートメーション すぐに実行」「実行時に通知 オン」いつ「マインドアンドボディのワークアウトを終了したとき」行う「マインドフル時間を記録」

起動確認と実行の許可(重要)

オートメーションが作成できたら、実際に使う前に起動確認も兼ねて準備が必要です。
以下手順を実行すると、「ショートカットに別のショートカットの実行を許可しますか?」のような通知が出ることがあるので、その都度「許可」を選択します。

(以下ブログ記事で言及した内容です。)

tsukifuji-moon.hatenablog.com

起動確認手順

  • オートメーション1で選択したマインドフルネスアプリを起動する。(ワークアウトが開始され、クリップボードに日時がコピーされます。)
  • 1分以上時間を空けてから、ワークアウトを終了する。(このときおそらく上記許可の通知が来ます。)
  • 記録完了のメッセージが出たら完了です!

こちらの手順が完了したら、オートメーションの「実行時に通知」はオフにしても大丈夫です。

これで一通り完了です。

おまけ1:AppleWatchなしの場合

AppleWatchなしの場合は、ワークアウトを使用できないので、手動でショートカットを実行します。

  • ショートカット2と3をダウンロードしておく。
  • オートメーション1の作成時に、使いたいマインドフルネスアプリ開始時に実行するオートメーションに「マインドフルネスの開始時」を選択する。
  • マインドフルネスを終了するときは、手動で「マインドフル時間を記録」のショートカットを実行する。

以上の手順で、自動記録できます。
手動起動が必要なショートカット類はホーム画面に追加しておくと便利かも。

おまけ2:色々な使い方

ここまでで設定したものは、主に特定のアプリをマインドフルネスに使う場合を想定したものです。
それ以外の場合の使い方の例を以下に書いておきます。

Case1:設定したアプリ以外でマインドフルネス

Youtubeの動画や自分で瞑想するなど、アプリ以外の方法でやる場合には、「マインドアンドボディ」のワークアウトを手動で開始してください。
そうすれば開始時間はオートメーションで記録できます。

Case2:開始時間を記録していなかった場合

ワークアウト開始忘れやクリップボードを途中で別の用途に使ってしまった場合など、開始時間を記録していなくても、ショートカットでの記録はできます。

マインドフルネスを終えたときに、ショートカット「マインドフル時間を記録」を手動で実行してください。
開始時間が記録されていないと、自分で入力するよう画面が出るようになっているので、開始時間を入力します。


ショートカットの起動はホーム画面に追加してアイコンから、またはSiriなどからもできるので、一緒に使うアプリとかと一緒に置いておけばヘルスケアから項目を探すよりは楽なはず…

以上です。

iPhone ショートカットとオートメーションの組み合わせが上手く実行されない場合の解決方法

こんにちは。月藤もりです。

iPhoneやApplewatchやAppleTVを駆使して、ショートカットで自動化効率化を極めたいと試行錯誤していたところ、壁にぶち当たり、解決できたので備忘録として書きます。

やりたかった/できなかったこと

やりたかったフローとつまづいた点は以下のような感じ。

  • ショートカットでアプリを起動する。それとともに現在の日時をクリップボードに保存。
  • 上記アプリ開始時に、オートメーションでワークアウトの開始をする。
  • Applewatchでワークアウトを終了する。
  • ワークアウト終了時にオートメーションでショートカットを起動し、マインドフルネス時間としてヘルスケアに記録。(開始時間はクリップボードから)

つまりはショートカットとオートメーションを多用して組み合わせた自動化なんですが、ワークアウトの開始まではいくものの、最後の自動記録が起動せず…

原因

結論から言うと、オートメーションが動かなかったのは「すぐに実行」の設定にした上で、「実行時に通知」をオフにしていたせいでした。

なぜかというと、ショートカットやオートメーションを複数組み合わせていると、「このショートカットに他のショートカットの実行を許可しますか?」みたいな通知が来ることがあり、これを許可しないとその後のフローは実行できない仕様になっています。

つまり、通知をオフにしたせい(操作無しで自動で実行できるように)で、この許可を尋ねる通知も来ず、許可がないので実行されない、という問題のようでした。

解決方法

解決するには簡単で、1度オートメーションの「実行時に通知」をONにして実行します。
(「確認後に実行」とかでも可能かも?)

すると上記のような通知が来るので「許可」を選びます。

そうすればそれ以降は、「実行時に通知」をオフにしても自動で実行されるようになります!

なんて簡単なこと!

余談

これを解決できたのは、「とりあえずどこまで動いてるのか確認するかー」と思って「実行時に通知」をONにしたからでした。
問題の切り分けとデバッグ、大事だねぇ
(今回は意図せぬ形で解決に繋がったけど)

あと解決して思い出しましたが、これ同じことに前にも引っかかった覚えがある……
もうここに書いたから忘れないよね……

今回作ったショートカットとオートメーションについて

今回私が作ったショートカット類は、「Applewatchの機能以外で自分でマインドフルネスを実施した時に、簡単にヘルスケアのマインドフルネス時間に記録したい!」という意図のものです。

現状Applewatchのワークアウト機能を使っているのでApplewatch持ってる人向けですが、せっかくだし公開しようかなーとも思っております。
(公開したらブログ記事作ってこの辺にリンク乗せます)

Applewatchなしでもできるようにもしようかな……
でもヘルスケアにマインドフルネス記録してる人って基本Applewatchユーザーではあるだろうし需要ないかな……

LGBTQ+のための記念日カレンダー Outlook、Googleカレンダーほか対応

こんにちは。月藤もりです。

性的マイノリティ等のための記念日や啓発デーを知りたい、なんならふだん使っているカレンダーにまるごとインポートしたい!と思ったのですが、既存で日本語のそういったものがなかったので作りました。

iCal形式での配布となりますので、GoogleカレンダーOutlookほか様々なサービスで閲覧可能かと思います。

おそらくスマホiPhone)からだとできなさそうだったので、PCでの作業を前提にします。

このカレンダーについて

個人であつめた情報で作成・運用しています。
また、「〇月第〇 △曜日」のようなタイプの予定は、年によってずれてしまう可能性があります。
上記の理由のため、こちらのカレンダーのみを信頼しすぎず、日程のリマインド程度の扱いとしてください。

各予定にFANDOMやWikipediaその他記事へのリンクを貼っていますが、リンク先のみを情報源とすることは推奨しません。

間違いの指摘や変更・追加の要望等は以下作者SNSまで。

作者・管理者:月藤もり(https://fedibird.com/web/accounts/109286437038923723/about#

参照・参考にした主なサイト類:

Rainbow Reminder: An LGBTQIA+ Calendar | Asexuality Archive

国際デー | 国連広報センター


インポート方法(Googleカレンダー

以下、Googleカレンダーにインポートする手順を説明します。

  • GoogleカレンダーをPCのブラウザで開く
  • 上部の歯車アイコンから設定を開く。
  • 「カレンダーを追加」の「URLで追加」を選択。
  • 「カレンダーのURL」欄に以下をコピペする。

https://calendar.google.com/calendar/ical/70503175e6ddd15f0fe2c0a6d656f64c4fca026f805216ab2072c6d3b9426b91%40group.calendar.google.com/public/basic.ics
(そのままURLクリックするとカレンダーのデータがダウンロードされます。)

  • 「カレンダーを追加」ボタンを押下する。

以上です。
この方法で追加すると、更新は自動で反映される仕様のようです。

・おまけ:ファイルで追加

上記URLをクリックしてダウンロードしたファイルを使用してインポートすることもできます。
こちらの方法の場合、管理者の方での変更が反映されません。ご注意ください。

以下のGoogle公式ヘルプを必要に応じて参照してください。
Google カレンダーに予定を読み込む - パソコン - Google カレンダー ヘルプ

なお追加先は新規マイカレンダーにすることをおすすめします。
(一括削除→再インポートによる更新等を容易にするため)

アップデート履歴

  • 2024年03月31日:カレンダー新規作成
  • 2024年04月06日:「国際アセクシュアルの日」追加(毎年4月6日)

PC移行や初期化時のVortex(とJoyToKeyとか)のデータ引継ぎ対応

こんにちは。月藤もりです。

PCに不調があり初期化する機会があったので、その際のVortexとその他の対応をゲーム周り中心に備忘録として残しておこうと思います。
特に、Vortexについては日本語の情報が全然無いようなので、PCを新調したり故障で買い替えたり、はたまた私のように初期化するというときには参考になるかと思います。

ほかにも、JoyToKeyの設定を引き継ぐ方法や、旧PCで入れていたソフトを入れなおすのに便利なツールなどについて書いていきます。

Windows11環境です。

Vortexの設定やmodを丸々引き継ぐ

主にNexusModsからダウンロードしたmodを管理するためのソフトことVortex。
modってチマチマダウンロードしていたら気づけば100個以上にもなるなんてこともあります。
それをまた1からブラウザで探してダウンロードして設定して...なんて無理!
ということで、新しいPCでもVortex起動したらもう設定もModも全部入った状態で始められる方法です。

日本語だと情報がでてこないのですが、英語で探すと公式の情報とwikiが出てきたのでこれをもとにやりました。
Moving your Vortex Mod Setup to a new Computer - Nexus Mods Wiki
Moving your Vortex setup to a new PC | Modding.wiki


バックアップ

やり方はけっこう簡単単純です。
ちょっと準備して、あるフォルダをバックアップしておくだけ。

前準備として、modのパージをしておく必要があるみたいです。

パージというのは、Vortexで「配置」したmodとゲーム間のリンクを切断するということです。
Vortexを開き、mod画面の上部オレンジ色のリボンから「modのパージ」を選んでください。

次にバックアップに移ります。
バックアップするフォルダというのは以下です。

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Vortex

(「マルチユーザーモード」にしている人はC:\ProgramData\Vortexになるらしいです。)

「C:」の部分は、OSの入っているドライブに依存するので人によって違う可能性がありますが、ほとんどの場合Cドライブだと思います。

(ユーザー名)については、各個人で異なります。PCの自分のアカウントの名前です。

「AppData」というフォルダはデフォルトでは隠しフォルダになっているので、まずそれを表示させる必要があります。
エクスプローラのオプションから隠しファイルを表示する設定にしてください。

Vortexフォルダまでたどりつけたら、それを丸ごとバックアップしてください。

ゲームやmodの数にもよると思いますが、私の場合1GB以上のサイズがありました。
圧縮しようとすると失敗するファイルがあったので丸々バックアップしましたが、この辺りはクラウドか別端末かなにかでうまくやってください。

ちなみにwindowsの初期化を「個人用ファイルを保持する」モードでする場合は「ドキュメント」とかは消えないので、そこにバックアップを残すという手もあります。
何が消えて何が消えないのかについては以下が参考になります。
【特集】困ったときのWindows 11のリセット、どのファイルが保持されるのか?ドキュメントやIME辞書、Steamなど細かく調べてみた - PC Watch
ただしデータの保全については保証できませんので、自分の納得できる方法でやってください。

バックアップデータの復元

バックアップを万全にして初期化か買い替えをしたPCが準備できたら、以下の手順でVortexを復元できます。

まずは普通にVortexをダウンロード&インストール。

Vortex at Modding Tools - Nexus Mods

インストールしたらまだ起動しないでください。
(起動しても大丈夫かもしれませんが、すると設定ファイルなどが作られてしまうと思い私は起動せずにやりました。)

Vortex起動より先に、mod管理対象のゲームをインストールしておいた方がよいと思います。

次に、バックアップしておいた「Vortex」フォルダを新PCの然るべき位置に配置します。
すなわち「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming」の中に、「Vortex」フォルダを丸ごと置いてください。

これでVortexを起動すればほとんど以前の状態が復元できていると思います。

一部ゲームやmodによってはエラーが出ることがあります。
私の場合、Vortexのフォルダでなくゲーム側に直接保存する必要のあるmodや、APIにあたるようなmodがそうでした。
これらはVortex上での再インストールやらで解決できます。

おまけ 全modのzipファイルさえあればいいという場合

おまけとして、インストール状態とか有効無効とか読み込み順ルールとかプロファイルとか、そういうの全部別にいいからmodのもともとのzipファイルさえバックアップできればいい!という場合。

旧PCでVortexを起動し、設定のダウンロードタブのダウンロードフォルダの設定を確認してください。
そのディレクトリにゲームごとのフォルダに分かれて全modのファイルがあります。

ちなみにデフォルトだとこれもappdataのroamingのVortex配下にあるので、上で述べたバックアップの中に含まれます。

JoyToKeyの設定の引継ぎ

コントローラーにキーボードのキーを割り当てられるソフト、JoyToKey
ゲーマーなら使用している人多いと思いますが、設定が大変なのでこれも引き継ぎたいところです。

こちらも方法はかなり簡単です。

JoyToKeyを開き、「ファイル」から「設定ファイルのフォルダを開く」を選択。
開いたフォルダを丸ごとバックアップします。

新PCでJoyToKeyをインストールし、「設定ファイルのフォルダを開く」から開いたフォルダにバックアップしておいた設定ファイルを移して完了。

デフォルトなら保存先はユーザーの「ドキュメント」になっているので、その場合JoyToKeyを開かずともバックアップ・復元することも可能です。

インストールしてあるアプリの一覧を出力する方法

最後に、PCの初期化や移行時にシンプルに便利なツールの紹介です。

新しいPCを前のPCとできる限り同じ状態にしたいけど、どんなアプリを入れていたか全部は覚えきれないというときに。
「プログラムの追加と削除 一覧出力」というツールを使います。

「プログラムの追加と削除 一覧出力」PCにインストールしているソフトの一覧を出力 - 窓の杜

一覧をcsv出力できるので、旧PCのものを保存しておいて、新PCのソフト一覧も出して両方Excelで読み込んでcountifで突き合わせて存在チェックをやるとはかどります。

コントローラー対応がいまいちなPCゲームを快適にプレイする方法(JoyToKey、HidHide)Windows11

こんにちは。月藤もりです。

Sun Havenというゲームを始めたものの、コントローラー対応がいまいちしっかりしておらずストレスだったので解決しました。
ほかのゲームでも、「公式でコントローラーに対応しているが対応具合がいまいちで、ヘタに対応してある分単純にキー割り当てができない」という場合には有用な内容になるかと思います。
コントローラー非対応のゲームならJoyToKeyのみで対応できます。

JoyToKey」と「HidHide」というソフトを使います。
自分の環境がWindows11なのでその前提で書いていきます。

JoyToKey公式ページ:JoyToKey 公式ホームページ - 最新版をダウンロード
HidHide公式ページ(GitHub):リリース · nefarius/HidHide

一応、SunHavenにはコントローラー認識を無効化するMod(HidHideと同じ機能)があるのですが、日本語化の影響かわかりませんがうまく動作しなかったのでHidHideに頼った次第です。
ただこのModの存在そのものと、ModページのHidHideに言及するコメントから本記事の方法を知れたので感謝です。
Sun Haven Nexus のコントローラー ディアクティベーター - Mods とコミュニティ

余談ですがSun Havenはファンタジー版のスタデュみたいでよさげ(プレイ時間浅い)なのでぜひ。
レビューにある翻訳ガバ問題はアプデでほぼ気にならなくなっています。

Sun Haven販売ページ:Steam:Sun Haven

仕組みと各アプリの説明

まず、本記事の手順で何ができるのか、どうやって実現するのかについてです。

やりたいのは以下。
- コントローラーでまともに遊べるように、コントローラーのキー割り当てを設定する(JoyToKey
- そのままだとゲーム側で公式のしょぼコントローラー操作が優先されてしまうので、コントローラーを認識しないようにする(HidHide)

ここからそれぞれ詳しく解説していきます。

JoyToKeyでキー割り当て

JoyToKeyはかなり有名なソフトでもあるので、ググると詳しい情報がたくさん出てきます。

どんなソフトかというと、コントローラーの操作をキーボード操作に変換してくれます。
つまり、コントローラーのAボタンを押したらPCはキーボードのスペースキーが押されたと認識する、みたいな設定ができます。

インストール~基本的な使い方

まずはインストールしてください。
JoyToKey 公式ホームページ - 最新版をダウンロード

インストールできたら、使いたいコントローラーを接続したうえで、JoyToKeyのウィンドウを開きます。

↓設定画面
JoyToKey設定画面スクリーンショット

おそらくゲームごとに設定を作るのがいいと思うので、まず左下の「新規作成」から設定ファイルを新規作成します。
画像で言う左側にある「最初の設定」とか「sun haven」のような設定ファイルを作成でき、設定したキー割り当てを瞬時に、あるいは自動でまるごと切り替えられるので便利です。

次にキー割り当て。
コントローラーを操作してみると押したボタンやスティックに該当する項目が黄色でハイライトされます。
Aボタンを押してみて、Button1が光ったから、Aボタンに割り当てたいspaceキーをButton1に割り当てる。
これを繰り返します。
マウスの移動やスクロールも設定可。

「ボタン割り当ての変更」機能

あと地味に有用なのが「ボタン割り当ての変更」です。
これはコントローラーのボタン同時押しで全く別のキーを呼び出せるというもの。
ボタンの少ないコントローラーの救世主。

↓「Options」タブから「ボタン割り当ての変更」を選択。

  • JoyToKey設定画面 Optionsタブ
  • JoyToKey設定画面 ボタン割り当ての変更


左側の一覧で使っていない(コントローラーに存在しない)ボタンを選び、右側で同時押ししたいボタンを選択する。
その後他と同じようにキーを割り当てる。

上記画像の例でいうと、使っていないButton17に、Button5(LBボタン)とButton7(Xボタン)を割り当てており、その後Button17にキーボードのLキーを割り当てています。
これでLBとXの同時押しでLキーの判定になります。

「アプリケーションとの関連付け」で自動切換え

これを設定しておくことで、JoyToKeyの起動中なら自動でゲームにあわせた設定ファイルを適用してくれます。

上部リボンの「設定」から「アプリケーションとの関連付け」を選択。
「追加」からちょちょいと設定するだけです。

これでJoyToKeyでのキー割り当ては完了!

HidHideでコントローラー無効化

ここからはHidHideの設定に移ります。
そんなに難しいことはないのですが日本語の情報がほとんど皆無なので、このセクションを書くためにこの記事を書いているような感じです。

まず、JoyToKeyの設定だけした状態でゲームを起動すると、(コントローラー対応のゲームなら)公式のコントローラー認識が優先されるのでJoyToKeyの設定は全く反映されてくれません。
そこでHidHideを使って、コントローラーをゲームに認識させないようにして、JoyToKeyからの信号だけを受け取ってもらうようにします。

まずはインストール。
HidHide公式ページ(GitHub):リリース · nefarius/HidHide


HidHide公式ページ スクリーンショット

上記リンクはリリース情報ページなので、最上部にある最新版の記事の下部からダウンロードしてください。

インストール後にPC再起動までしたら、インストールした「HidHide Configuration Client」を起動します。

HidHide画面 スクリーンショット

HidHide画面 スクリーンショット2

めちゃくちゃ簡素な画面。

Applicationsのタブで、適用する/しないアプリを設定。右下の+と-からアプリを追加・削除できます。
Devicesのタブで、無効化するコントローラーを選択。

Applications

Applicationsタブはデフォルトだとホワイトリストになっているので、リストにあるアプリには無効化が適用されず、それ以外のすべてのアプリに適用されます。

ただ、私のように「ほとんどのゲームは普通にコントローラー使うけど一部のアプリだけJoyToKeyにしたい」みたいな場合は「Inverse application cloak」にチェックを入れます。
そうすると逆転してブラックリスト扱いになり、リストにあるアプリにだけ適用するようになります。

  • ホワイトリストで使う場合:
    リストにないアプリにはすべてコントローラーが効かなくなってしまうので、HidHide自身とJoyToKeyは絶対にリストに入れておいてください。

  • ブラックリストで使う場合:
    JoyToKey経由で操作したいゲームをリストに入れてください。
    HidHideやJoyToKeyはリストに入れないでください。(もともと入っていたりしたら削除)

Devices

接続しているコントローラー一覧が表示されます。
設定したいコントローラーを接続しておいてください。

バイスにチェックを入れると、鍵アイコンが赤くなり、無効化するデバイスの対象になります。

  • 「Filter-out disconnected」は、接続解除されているデバイスを表示するかどうからしいです。特に変更しなくてもよし。
  • 「Gaming devices only」をオフにすると、コントローラー類だけでなくキーボードやマウスも一覧に出ます。今回の用途では不要。
  • 「Enable device hiding」にチェックを入れると、コントローラーの無効化がオンになります。
    対象のアプリやデバイスを設定出来たらチェックしてください。
    動作がおかしかったり設定を見直すときはオフ。

これで設定完了です。

NexusModsやVortexを使う上で見逃しがちなこと 2

こんにちは。月藤もりです。

NexusModsとVortexについて、前回記事の続きです。
前回はNexusModsの話がメインだったので、今回はVortexを中心に書いていこうと思います。
順番にざっと見ていくと、いい感じにmodを探して入れて管理して、とできる流れになっています。
前回の記事 ↓
tsukifuji-moon.hatenablog.com

NexusModsトップ:Nexus mods and community
Voltexダウンロードページ:Vortex at Modding Tools - Nexus Mods

前提

まず私が利用している環境等について。
(前回と同じ内容です)

以下を前提として書いていきます。

やっておいたほうがいい基本設定

mod導入の自動化

Vortexにmodを入れたとき、インストール → 有効化 & 配置までを自動でやってくれるようにする設定です。
「設定」ページを開き、「インターフェース」タブの「自動化」セクションで、以下の3項目をオンにしておけば快適。

項目が4つあり、最後の一つ以外はオンになっている。「Modの有効化時に配置」と、「Install Mods when downloaded」と、「インストール後にModを有効化する(現在のプロファイルに)」と、「コンピューターの起動時にVoltexを実行」。

最初からオンになっているものもあるかも。

ついでに「カスタマイズ」セクションの「Bring Vortex to foreground when starting downloads in browser」をオフにしておくとさらに快適。
ダウンロードごとに毎回Vortexが最前面に出てこなくなります。
「デスクトップ通知の有効化」はオンにしておけば、ブラウザを見ながらでもダウンロードが始まったことはわかって良い。

設定の「カスタマイズ」セクション。

「配置にはユーザー権限の昇格が必要です」をなくす方法

modの導入を自動化したのに、なんか毎回毎回権限のこと聞かれてうっとおしいよ!という場合。
これも、設定で解決できます。

「設定」ページの「Mod」タブ。
一番上のボタンはオフにしておきます。
下記のパスを自動で決めるという設定なのでオフ。

「Modの展開フォルダー」は、ゲームがインストールしてあるのと同じドライブに設定します。
ドライブが同じならよいので、ゲーム側を移動させるのでもいいです。
ドライブなので、最初の「C:」とか「D:」とかが一致してれば大丈夫です。ディレクトリまで合わせる必要はナシ。ゲームの所在は、例えばsteamならゲームページの設定ボタン→管理→ローカルファイルを閲覧 から確認出来たりします。

つぎに、「配置方法」を「ハードリンクで設置」にします。

設定のModタブ。項目は3つあり、「Automatically use suggested path for staging folder」(トグルスイッチ)と、「Modの展開フォルダー」(入力フォームと参照によるフォルダ選択)と、「配置方法」(プルダウン選択)。

これで毎回ポチポチ権限与えなくてよくなるはず!快適なmod生活。

参考にさせていただいたサイト様 ↓
【PC版MHW】VortexでMod管理 その3: Modの導入と管理の補足 | PCGAME的関係

mod一覧画面の設定

modを快適に入れ放題になったところで、modの管理に移ります。
今さっきmodを10個ぐらい入れたけど、それってどれだっけ?とかいうときに。

私は最初気づかなかったんですが、mod一覧画面って、表示項目の設定とそれらによるソートやグルーピングができるんですよね。

mod一覧の画面を開いて、右側にある設定ボタンを押します。
一覧に何を表示するかが設定できるので、自分が見たい情報やソートキーにしたい情報を選択します。
「Mod名」みたいに、横に上下の矢印マークがついているものは並べ替え、「状態」みたいに横にリストマークみたいなものがついているものはグルーピングができます。

mod一覧画面のスクリーンショット。右側の設定ボタンを押下し、項目の設定フォームを開いた状態。

これで、名前順やダウンロード順でmodを探したり、無効化しているものをまとめて見たりできます。

modの管理

一覧画面の操作

リボンメニュー

上部のオレンジ色のリボン部分では、全modに対する操作を行えます。
「modのパージ」や「マニフェストにリセット」などの一見怖そうなボタンも、押して直ちに実行ではなく以下のようにワンクッションはさんでくれるので、とりあえずポチポチしてみてください。

  • 「パージの確認」ダイアログ。
  • 「前回配置時にリセット」ダイアログ。

複数選択

modの一覧では、ShiftやCtrl+クリック(もしくは矢印キー)でmodを複数選択できます。
複数選択すると以下のような白いリボンメニューが現れて、一括で操作できます。

Vortexのmod一覧画面でmodを複数選択したときの、画面下部のスクリーンショット。白いリボンメニューが出ており、削除や再インストール、有効化無効化、更新のチェックなどが一括でできる。

なお、複数選択していても右クリックメニューからはクリックしたmod1つしか操作できないようです。

削除について

modを削除しようとすると、以下のような確認画面が出ます。

「削除の確認」ダイアログ。対象のmodを削除するかということと、「Modの削除」と「アーカイブの削除」というチェックボックスがある。

この「Modの削除」と「アーカイブの削除」について。
ここは後述の競合の解決にも影響してきます。

まず、Vortexの言う「アーカイブ」というのは、ダウンロードしたzipファイルのことです。

Vortexは、modのzipファイルをダウンロードしたら解凍してインストールしてくれますが、そのときもとのzipファイルも残しておいてくれます。

で、削除するときにインストールデータだけ消してzipは残しておいてくれるのが「Modの削除」、zipを消しちゃうのが「アーカイブの削除」です。

両方選ぶとmodも元データも消えて一覧からも消えるんですが、Modの削除だけにすると後からやっぱり使いたくなったときには便利。
一覧から右クリで「再インストール」を選べばまた使えます。

競合を解決する

modをいろいろ導入していくとぶち当たる壁が「競合」です。

競合とは簡単に言うと、同じ機能や同じ項目が被って2個以上あるけどどっち使うの?って状態です。
キャラの立ち絵mod2個あるけどどっち使いたいの?とVortexが聞いてきている状態。

で、競合には2種類あり、「アップデートでの競合」と「別modとの競合」があります。

アップデートでの競合

modがアップデートされた場合、NexusModsに行ってダウンロードします。
それをVortexでインストールすると、古いバージョンのmodと新しいのとでファイルが被ってしまい競合します。

これが起きると警告通知が出て、それを見ていくとこんな画面↓になったりするんですが、これが分かりにくい...

競合の解消のためのダイアログ。競合しているファイルが並んで出てきて、それぞれの読み込む順番を設定する。

これは設定せずにいったんキャンセルで閉じちゃってください。
アプデで競合した場合は、もっと簡単で分かりやすい解消方法があります。
それは、古いバージョンを削除してしまうということ!

ここで大事なのが、削除するときに「Modの削除だけを選択すること。

「削除の確認」ダイアログ。対象のmodを削除するかということと、「Modの削除」と「アーカイブの削除」というチェックボックスがある。

こうすると、普通にmodを削除した時や競合を解決したときとは違う挙動になります。

mod一覧画面にて、旧バージョンのmod削除をしたもの。バージョン欄がプルダウン選択式になっていて、バージョン管理ができる。

違うmodの画像ですみません...

なんと、一覧のバージョン欄がプルダウン式に!
これで、簡単にバージョン管理ができます。

更新したらうまく動かないなんて時は、さっと旧バージョンを選択すれば戻せます。

別modとの競合

次に、別のmodと競合してしまった場合。
似た機能のmodを2個入れたりしたときなんかに起きがち。

この場合は、さっきの分かりにくい設定をやる必要があります。

競合の解消のためのダイアログ。競合しているファイルが並んで出てきて、それぞれの読み込む順番を設定する。

とはいえ、この画面の意味と仕様を知ってしまえば難しいことはありません。

まず、この画面ではmodを読み込む順番を聞かれています。

ロード順は (mod1) [プルダウン ∨] (mod2)

となっていて、たとえばここのプルダウンで「を次の前に」を選択すると、mod1をmod2より前に、先に読み込むという意味になります。

そして、仕様上は競合部分は後から読み込んだものが適用されます。
後から読んだものが設定を上書きしていく感じかと思います。

なので、競合している部分について適用したい方のmodを後に読み込むよう設定しましょう。

たとえば、全員分の顔グラmodを入れたけどキャラAだけ別modにしたい、みたいな場合は

ロード順は (全員分mod) [を次の前に ∨] (キャラAのmod)
ロード順は (キャラAのmod) [を次の後に ∨] (全員分mod)

と設定すれば、キャラAだけは個人用modの顔グラを使うことができます。

プロファイルとは

Vortexの「プロファイル」画面。プロファイルが3つある。

プロファイルとは、簡単に表すと「modのオンオフをまとめて保存できる機能」です。

「今のmodの有効/無効の状態を崩したくないけど、一回バニラに戻して動作確認したい」とか、「何個かだけ無効/有効にして動作確認したい」とか、「セーブファイルによってmodを使い分けたい」とかが簡単にできます。

プロファイルを作って、そこでのmodのオンオフを切り替えてプレイ/動作確認して、終わったらまた元のプロファイルを有効化すれば前のmod設定が読み込めます。

最初は1つのプロファイルしかないと思いますが、「"(ゲーム名)"のプロファイルを追加」ボタンから簡単に作れます。
あるいは、既存のプロファイルを複製もできます。(編集ボタン右のプルダウンから)

以上で、NexusModsとVortexのTips紹介は終わろうと思います。

前回の記事 ↓
tsukifuji-moon.hatenablog.com

おまけ

mod紹介の作成に興味がある方向け
Vortexのおすすめ拡張機能をここに書いておきます。

みんなで軽率にmod紹介しあいましょう!私もやる!

NexusModsやVortexを使う上で見逃しがちなこと 1

こんにちは。月藤もりです。

最近stardew valleyというゲームをやっていて、初めてmodの導入というものをやっています。
自分でNexusModsおよびVortexを使っていてわかりにくかった部分や、もっと早く知っておきたかった部分を備忘録的にまとめておこうと思います。
長い記事になりそうなので適宜知りたい部分だけつまみ食いしてください。

(Vortexそのもののインストール方法みたいな基礎的なことには触れません。とりあえずmodをいくつか入れてみたけどまだ使いこなせていない、みたいな状態で参照すると役に立ちそうな感じにしていこうかと思います。)

書ききれなかったので記事を複数に分けます。
Vortex中心の内容は以下↓
tsukifuji-moon.hatenablog.com

NexusModsトップ:Nexus mods and community
Vortexダウンロードページ:Vortex at Modding Tools - Nexus Mods

前提

まず私が利用している環境等について。

以下を前提として書いていきます。

日本語化

Vortexの日本語化は以下の拡張機能でできます。導入必須!

Japanese Translation for Vortex at Modding Tools - Nexus Mods

また上でも書きましたが、私はNexusModsのページ自体の翻訳はChromeGoogle翻訳拡張でやっています。

ここで注意ですが、上記のような日本語化ツールなどはあらかじめ日本語で説明が書かれていることがあり、それに翻訳をかけてしまうと文章がおかしくなったりするため、翻訳をオフにすることをおすすめします。

NexusModsのTips

Modを探したりダウンロードしたりするためにはNexusModsをさまようことになりますが、ここでめぼしいmodを見つけてダウンロードするために知っておきたいこと。

「説明」タブの見方

[NexusMods上の、Vortexのダウンロードページのスクリーンショット。
Vortexダウンロードページ。https://www.nexusmods.com/site/mods/1"

modのページを開いたときにまず見ることになるのがこのページ。
そのmodで何ができるのか、インストール方法や設定方法、相性のいいmodなどが書いてある可能性があり(作者による)、必読です。

また以下の部分は要チェックです。

modのダウンロードページの一部スクリーンショット。「要件」、「許可とクレジット」、「翻訳」、「変更履歴」という折り畳みメニュー。

要件

「要件」では、このmodを使用するのに必要な前提modや、逆にこのmodを入れないと動かない別のmodが一覧で見られます。

上の画像の、「要件」部分を展開したスクリーンショット。

Vortexの場合。「オフサイトの要件」はVortexを動かすのに必要なツール。「このファイルを必要とするMOD」は文字通り。これらのページを見に行くと、「オフサイトの要件」部分にVortexが入ってくる。

modには「前提mod」と呼ばれるものがあります。
ひとつひとつのツール・modを作るにあたって、一から作っていては大変なので、まずは大枠の機能とか、機能を作るための決まりなんかをひとまとめにして作っておく。そうするとひとつひとつのmodを作るのが楽になったり、メンテナンスの効率が上がったりする、要は開発者に都合がいいという感じです。
それらが「オフサイトの要件」に入ってくるというわけです。ここに表示されているものを全部入れて初めて、modが使用できます。

で、ここの便利な使い方として、「このファイルを必要とするMOD」の部分は、mod探しにおいてかなり有用です。
たとえば、mod作者さんが自分用で作った前提modから辿ったり、機能追加modにさらなる機能追加のmodがあったり、テクスチャ変更の細かい部分をさらに変更したり...
無限です。

許可とクレジット

mod作者の情報や、そのmodを使ってやっていいことが書いてあります。編集可能かどうかなど。個人使用の分には軽く確認しておけば充分かと思います。

翻訳

重要!
ここに日本の国旗があれば、日本語化modがあるということ。
開いて確認しましょう。

「翻訳」を展開した状態のスクリーンショット。

キャプションを挿入

ここの「日本語」をクリックすると日本語化modに飛べます。
だいたいは、元のmodに加えて日本語化modを入れる感じ。たまに日本語バージョンのみ入れるタイプのmodもあります。

変更履歴

アップデートによる機能追加や不具合修正の履歴。
必要なければ見なくてもよし。

寄付

Vortexのページにはないですが、作者への寄付ができるようリンクが設定されている場合があります。
作者の方に多大なる感謝を感じたときに確認してください。

ダウンロード

Stardew Valley Expandedのダウンロードページのスクリーンショット。

Stardew Valley Expanded(通称SVE)のダウンロードページ。こちらを例に見ていきます。

「ファイル」タブからダウンロードして!

ダウンロードはmodトップページの右のほうにあるダウンロードボタン(ボルテックス/マニュアル)からもできるんですが、個人的には「ファイル」タブを確認してそこからダウンロードすることをお勧めします。
理由としては、ダウンロードボタンを押したらいけたので心配ナシ!と思ったら、ほかにもいくつかファイルがあるのを見逃していた、という可能性があるからです。

何十個もmodを探して入れてとやる中で面倒ではあるんですが、「ファイル」タブを見ずにやったら自分の環境では動かない方を入れていたとか、後から見たら別ファイルの機能のほうが魅力的だったとか、ほしい追加機能が実は別ファイルのほうにあってそっちも入れないといけなかったとか。

気づかないうちにそういう残念な結果を招かないよう、常にどんなファイルがあるか確認したほうがいいです。
「ファイル」タブに表示されているファイル数が1になっていたら見ずにダウンロードする、とかでもいいかも。

マニュアルダウンロード

基本的にはVortexでのダウンロードをおすすめしますが、たまにVortexでのダウンロードに対応していないmodもあり、その場合はマニュアルでダウンロードする必要があります。
この場合は、「マニュアル」ボタンを押すだけでダウンロード...とはいかず、多少操作が必要です。

ブラウザを介してファイルがダウンロードできたら、Vortexで読み込む必要があります。
自分で全部管理できるならやらなくてもいいんですが、何をダウンロードして、解凍して使ってて、バージョンが何で...とかを管理できるようになるのでとにかくやっといたほうがいいです。

Vortexのmod一覧のスクリーンショット。

Vortexのmod一覧。

大概のmodページに書いてある通り(解凍してmodディレクトリに置くなど)にやってもインストールはできるんですが、そのやり方だとVortexは読み込んでくれません。
modがダウンロードできたらVortexを開き、zipファイルのままVortexに読み込みます。
mod一覧を開いて下部の「ファイルをドロップ」のところにドラッグ&ドロップするか、上部のオレンジ色のリボンの「ファイルのインストール」から選択。

これで問題なくインストールでき、以後Vortexで管理できるでしょう。
有効無効やそれらをプロファイルごとに切り替えなど、かなり便利になるかと思います。

VortexのTips

記事がかなり長くなってきたのでここで分割します。
Vortex中心の内容は以下↓
tsukifuji-moon.hatenablog.com

Vortexを使う上でやっといたほうがいい設定、プロファイルの使い方、Vortexの拡張機能についてなどの内容を予定しています。