月藤もりのブログ

ゲームとか。

PC移行や初期化時のVortex(とJoyToKeyとか)のデータ引継ぎ対応

こんにちは。月藤もりです。

PCに不調があり初期化する機会があったので、その際のVortexとその他の対応をゲーム周り中心に備忘録として残しておこうと思います。
特に、Vortexについては日本語の情報が全然無いようなので、PCを新調したり故障で買い替えたり、はたまた私のように初期化するというときには参考になるかと思います。

ほかにも、JoyToKeyの設定を引き継ぐ方法や、旧PCで入れていたソフトを入れなおすのに便利なツールなどについて書いていきます。

Windows11環境です。

Vortexの設定やmodを丸々引き継ぐ

主にNexusModsからダウンロードしたmodを管理するためのソフトことVortex。
modってチマチマダウンロードしていたら気づけば100個以上にもなるなんてこともあります。
それをまた1からブラウザで探してダウンロードして設定して...なんて無理!
ということで、新しいPCでもVortex起動したらもう設定もModも全部入った状態で始められる方法です。

日本語だと情報がでてこないのですが、英語で探すと公式の情報とwikiが出てきたのでこれをもとにやりました。
Moving your Vortex Mod Setup to a new Computer - Nexus Mods Wiki
Moving your Vortex setup to a new PC | Modding.wiki


バックアップ

やり方はけっこう簡単単純です。
ちょっと準備して、あるフォルダをバックアップしておくだけ。

前準備として、modのパージをしておく必要があるみたいです。

パージというのは、Vortexで「配置」したmodとゲーム間のリンクを切断するということです。
Vortexを開き、mod画面の上部オレンジ色のリボンから「modのパージ」を選んでください。

次にバックアップに移ります。
バックアップするフォルダというのは以下です。

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Vortex

(「マルチユーザーモード」にしている人はC:\ProgramData\Vortexになるらしいです。)

「C:」の部分は、OSの入っているドライブに依存するので人によって違う可能性がありますが、ほとんどの場合Cドライブだと思います。

(ユーザー名)については、各個人で異なります。PCの自分のアカウントの名前です。

「AppData」というフォルダはデフォルトでは隠しフォルダになっているので、まずそれを表示させる必要があります。
エクスプローラのオプションから隠しファイルを表示する設定にしてください。

Vortexフォルダまでたどりつけたら、それを丸ごとバックアップしてください。

ゲームやmodの数にもよると思いますが、私の場合1GB以上のサイズがありました。
圧縮しようとすると失敗するファイルがあったので丸々バックアップしましたが、この辺りはクラウドか別端末かなにかでうまくやってください。

ちなみにwindowsの初期化を「個人用ファイルを保持する」モードでする場合は「ドキュメント」とかは消えないので、そこにバックアップを残すという手もあります。
何が消えて何が消えないのかについては以下が参考になります。
【特集】困ったときのWindows 11のリセット、どのファイルが保持されるのか?ドキュメントやIME辞書、Steamなど細かく調べてみた - PC Watch
ただしデータの保全については保証できませんので、自分の納得できる方法でやってください。

バックアップデータの復元

バックアップを万全にして初期化か買い替えをしたPCが準備できたら、以下の手順でVortexを復元できます。

まずは普通にVortexをダウンロード&インストール。

Vortex at Modding Tools - Nexus Mods

インストールしたらまだ起動しないでください。
(起動しても大丈夫かもしれませんが、すると設定ファイルなどが作られてしまうと思い私は起動せずにやりました。)

Vortex起動より先に、mod管理対象のゲームをインストールしておいた方がよいと思います。

次に、バックアップしておいた「Vortex」フォルダを新PCの然るべき位置に配置します。
すなわち「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming」の中に、「Vortex」フォルダを丸ごと置いてください。

これでVortexを起動すればほとんど以前の状態が復元できていると思います。

一部ゲームやmodによってはエラーが出ることがあります。
私の場合、Vortexのフォルダでなくゲーム側に直接保存する必要のあるmodや、APIにあたるようなmodがそうでした。
これらはVortex上での再インストールやらで解決できます。

おまけ 全modのzipファイルさえあればいいという場合

おまけとして、インストール状態とか有効無効とか読み込み順ルールとかプロファイルとか、そういうの全部別にいいからmodのもともとのzipファイルさえバックアップできればいい!という場合。

旧PCでVortexを起動し、設定のダウンロードタブのダウンロードフォルダの設定を確認してください。
そのディレクトリにゲームごとのフォルダに分かれて全modのファイルがあります。

ちなみにデフォルトだとこれもappdataのroamingのVortex配下にあるので、上で述べたバックアップの中に含まれます。

JoyToKeyの設定の引継ぎ

コントローラーにキーボードのキーを割り当てられるソフト、JoyToKey
ゲーマーなら使用している人多いと思いますが、設定が大変なのでこれも引き継ぎたいところです。

こちらも方法はかなり簡単です。

JoyToKeyを開き、「ファイル」から「設定ファイルのフォルダを開く」を選択。
開いたフォルダを丸ごとバックアップします。

新PCでJoyToKeyをインストールし、「設定ファイルのフォルダを開く」から開いたフォルダにバックアップしておいた設定ファイルを移して完了。

デフォルトなら保存先はユーザーの「ドキュメント」になっているので、その場合JoyToKeyを開かずともバックアップ・復元することも可能です。

インストールしてあるアプリの一覧を出力する方法

最後に、PCの初期化や移行時にシンプルに便利なツールの紹介です。

新しいPCを前のPCとできる限り同じ状態にしたいけど、どんなアプリを入れていたか全部は覚えきれないというときに。
「プログラムの追加と削除 一覧出力」というツールを使います。

「プログラムの追加と削除 一覧出力」PCにインストールしているソフトの一覧を出力 - 窓の杜

一覧をcsv出力できるので、旧PCのものを保存しておいて、新PCのソフト一覧も出して両方Excelで読み込んでcountifで突き合わせて存在チェックをやるとはかどります。